PHPでは、list
を使用して一度に複数の変数に代入できます。
配列や関数の戻り値から直接値を取り出して、まとめて変数に代入する際に便利です。
list基本の構文
list($var1, $var2, $var3) = [value1, value2, value3];
上記の例では、value1
が$var1
に、value2
が$var2
に、value3
が$var3
に代入されます。
nullを代入する例
list($dog, $cat, $bird) = [null, null, null];
この例では、$dog
、$cat
、$bird
にそれぞれnull
が代入されます。
配列からの取り出し
$person = ['太郎', '鈴木', 30];
list($firstName, $lastName, $age) = $person;
この例では、$person
という配列から$firstName
、$lastName
、$age
へ順番に代入されます。
関数の戻り値からの取り出し
function getDetails() {
return ['イチロウ', 'スズキ', 25];
}
list($first, $last, $years) = getDetails();
この例では、getDetails
関数の戻り値がlist
を使って変数に一括代入されます。
listへの代入まとめ
list
を使うことで、コードが簡潔で読みやすくなります。
ただし、list
は「配列の要素」と「変数の数」が一致している必要があるため注意が必要です。変数の数が合わない場合は、未定義の変数となります。