2021年10月13日、Notionがついに日本語に対応しました。
私もNotion愛用ユーザーですが、今までのままでも十分使えましたし、デザイン的にも英語はスマートでカッコ良いため、正直日本語は使わないと思います。笑
しかし、今回のアップデートによって日本のユーザーが増えてくれることは嬉しいです。
今回はそんなNotionの日本語アップデートについてまとめていきます!
- Notionが日本語に対応
- 日本語対応するのはどんなところ?
- 日本語に切り替える方法
- 今回のアップデートでNotionは便利になるのか?
Notionが日本語に対応!
まずはこちらのNotion公式ツイートをご覧ください。
Notion 日本語化がついに…
— Notion Japan 🇯🇵 (@NotionJP) October 12, 2021
みなさま、大変お待たせしました!
本日よりNotionは日本語でご利用できます🇯🇵
今回、Notionが取り組んだのは、Translationではなく、Localization。日本の文化も踏まえた、新しいNotionをぜひご堪能ください。 #NotionJapan https://t.co/gItI4ciNWh pic.twitter.com/5cgopNQ9uU
今回、Notionが取り組んだのは、Translationではなく、Localization。日本の文化も踏まえた、新しいNotionをぜひご堪能ください。
とありますが、要するにただ単に翻訳されたのではなく、自然な日本語で各ページが制作されています。
Notionのアプリケーション内だけでなく、公式サイトやヘルプページ、コーポレートサイトなども日本語になりました。
参考
Notion公式サイト今回の日本語対応アップデートはベータ版です。
ベータ版ではWebブラウザ版のみの対応
上記のように、執筆時点(2021年10月中旬)で対応しているのはWebブラウザ版のNotionのみ。
アプリ版(デスクトップ、モバイル)ではまだ日本語は使えません。
日本語対応するのはどんなところ?
結論から言うと、すべて日本語に対応していました。
わかりやすいように、画像付きで日本語になったポイントを紹介します。
Notion公式サイト
まず、Notionの公式サイトも日本語になりました。
これによって、「ダウンロードやアカウント登録の時点で英語が分からなくて離脱した」という人に優しくなりました。
実際私の知人にも英語が苦手でNotionを諦めた人がいるので、この日本語対応によって国内でNotionを使う人はやはり増えていくんだろうと思います。
新規ページ
たとえば、新規でページを作成してみると以下の通り。
今まで「Untitled」と表示されていたところが「無題」と表示されています。
また「プロパティの追加」「コメントを追加」となっていたり、本文を入力するところも、
「Enterキーを押して空白ページから始めるか、テンプレートを選択してください(上下↑↓キーで選択)」
となっていますね。
あまり深く見たことはなかったですが、確かにこういうチュートリアル的なメッセージが日本語になるのは、Notion初心者に嬉しいです。
実際、私もNotionを初めて使った時は、あまりの機能の多さに手探りで挑んでいて、全然便利に使いこなせていなかった気がします…。
コマンド説明
コマンドの説明も日本語になってわかりやすいです。
とくに、「インライン」と「フルページ」の違いとか、ページのリレーション、リンクどデータベースだったり、あるいはテンプレートボタンなど、Notionならではな使い方をする機能に関しては、より使い方がわかりやすくなりました。
例えばテンプレートボタンは、以下のようになっています。
とてもわかりやすいですよね。
最初は複雑に思えてとっつきづらいNotionですが、各種機能を使いこなしていく人が増えていきそうです。
Notionの言語設定を日本語に切り替える方法
先にも述べましたが、Notionのアプリケーションで日本語に対応したのはWebブラウザ版のみです。
デスクトップアプリや、iPhone・iPad・Androidなどのモバイルアプリではできないので注意してください。
「Setting & Members」を開く
WebブラウザでNotionを開いたら、左上のタブに表示される「Setting & Members」をクリックします。
上の画像の赤枠部分です。
「Language」を「日本語」に
次に、以下のように設定画面の左タブから「Language & region」を選択して、「Language」の右端の「English」をクリック。
すると、今まで英語と韓国語しかなかったのですが「日本語(BETA)」が追加されています!
これをクリックすれば完了です。
日本語対応でNotionが便利になるポイント
最後に、今回の日本語対応アップデートでNotionが便利になったポイントについて考えてみました。
意外な小技的なこともあるかもしれません。
先にまとめておくと、以下の3つのポイントが便利になるなと思いました。
- コマンドを「/+日本語」で探せる
- 関数が使いやすく
- チュートリアルが日本語対応
それぞれ詳しく紹介します。
コマンドを「/+日本語」で探せる
地味にいいな、と思ったのがコマンドの打ち方。
今までNotionのページでコマンドを打つには、「/」を打って英語で入力する必要がありました。
例えば、見出し2を挿入するなら「/h2」と打つし、チェック(Todo)ボックスを挿入するなら「/to」とか「/ch」で打てばOKでした。
もちろん今でも引き続き使えますが、この度コマンド入力も日本語に対応しています。
つまり、以下のようなコマンドショートカットが可能です。
- 見出し2:「/み2」
- 各種リスト:「/りすと」
- 引用:「/いん」
- コールアウト:「/こ」
- テーブル(インライン・フルページ):「/てー」
見出し2なら、下の画像のような感じ。
あくまで上記は一例です。
よりコマンドが探しやすくなって、文章作成が効率化できるかもしれません。
関数が使いやすく
Notionユーザー最大の難所が「関数」です。
Excelやスプレッドシートなどで使う関数に似たような機能ですが、苦手な方も(私も含めて)多いと思います。
なので、ある程度日本語で使えるようになったのはありがたいこと。
たとえば以下のような簡単な足し算をするためのテーブルを用意してみました。
上のように、テーブル右端に関数プロパティ列を挿入します。
そうしたら、以下のように関数が設定できる画面が開くのですが、それぞれの項目の説明も日本語に対応していることがわかります(ちょっと意味はわかりづらいですが…)。
今回紹介しているのは簡単な足し算ですが、Notionではもっと複雑な仕組みが作れるので、こういう繊細なところまでしっかり日本語になっているのは嬉しいですね。
チュートリアルが日本語対応
実はNotionには日本語対応した公式ヘルプとして、以前から「Npedia」というサイトがありました。
有志により翻訳のされたヘルプページでしたが十分に読みやすく、Notionの使い方に関する情報が網羅されています。
しかし、この度Notion公式サイトにおいても、「ガイド」や「チュートリアル」も日本語対応し、より初心者の方がスタートしやすくなっています。
初心者向けかと思いきや、しっかり使いこなしたい方向けの本格的なチュートリアルまで用意してあるので、すでにNotion愛用者でも読み応えがあります。
私も更なるNotion効率化のために、このページも参考にしてもっと研究してみようと思います。
まとめ
今回は2021年の10月13日にNotionが日本語対応した件についてまとめました。
これをきっかけにNotionを始める方・もっと使いこなしていく方はどんどん増えていきそうです。
Creatipia Blogでは、他にもNotionの使いこなすための実践的なTipsを随時更新していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!