ホームページのリニューアルを検討しているが、そのタイミングにお悩みではないでしょうか。
ホームページをリニューアルするのはそれなりの費用がかかりますし、企業のブランドを一新する一大プロジェクトでもあるため、実施のタイミングには慎重になるものと思います。
そのため、「最適なホームページリニューアルのベストタイミング」を見極めることが大切です。
そこで本記事では、ホームページリニューアルに適したタイミングについて解説。実際に複数社のホームページリニューアルをお手伝いした経験をもとにしています。
ホームページリニューアルのベストなタイミング
ホームページをリニューアルするベストタイミングは、結論として以下のとおり。
- ホームページが古くなったとき
- スマホ/タブレットにデザインが対応していないとき
- 現在のホームページのデザインに不満があるとき
- ホームページに不具合や速度の不安定さがあるとき
それぞれ詳しく説明します。
ホームページが古くなったとき
多くのリニューアルケースでは、単純に「サイトが古くなったから」という理由が主になると思います。
とくに企業のホームページは、早くて2〜3年、多くは5年程度でリニューアルされる傾向があります。
リニューアルする期間に決まりはないものの、5年もたつと何かしら更新するべき部分が出てくるのが自然です。たとえば、事業内容が大きく変わっていたり、そもそも企業のブランドやビジョンが変わってデザインイメージも過去と違うものになっていたり……。
ホームページは企業の外見ですので、その都度ブランドイメージにあわせた見栄えに更新していく必要があります。
「いまのホームページ、古いな」「今やっている事業とホームページのイメージが違うな」と直感的にでも感じれば、リニューアルを検討しはじめる合図でしょう。
スマホ/タブレットにデザインが対応していないとき
古いホームページだと、モバイル端末(スマホやタブレット)での見た目に対応していないことがあります。
いまでも、スマホでみるとPCデザインのままになっている見づらいホームページを見かけたことがあるかもしれません。
ほとんどの人がスマホで調べものをする現代で、ホームページのスマホ用のデザインが用意されていないとすれば、早急にリニューアルを検討すべきです。
最近ではQRコードなどを読み込んでホームページを訪問したり、Googleマップからホームページを閲覧したりした経験は多いと思います。このようにスマホからホームページをみる傾向は、年々増えています。
実際にお客様のホームページリニューアルにて、リニューアル前のホームページがスマホデザインに対応していないことがありました。具体的には、サイトヘッダーがスマホサイズになると表示崩れを起こし、画面上部のほとんどを占めて、とっても見づらい・スクロールしづらいサイトになっていました……。いまでは、スマホ時においては、ヘッダーなどのメニューは隠して収納、メニューアイコンをタップしたら表示されるような仕組みが主流です。
現在のホームページのデザインに不満があるとき
単刀直入にいえば「いまのサイトのデザインがダサい……」というのも、ホームページリニューアルのよくある理由です。
いまのデザインに納得しているかどうかは、とっても大切な観点だと考えています。
企業のホームページはインターネット上の「名刺」ともいうべきもの。
自分の会社のホームページが、カッコイイか、イメージにあっているか、自信をもってステークホルダーに見せられるか。これは社長だけでなく従業員にとっても重要なことです。
また、採用面においても、応募希望者がまずみるのは当然ホームページ。どんな人も、デザインがしっかりしているところに「この企業に入りたい!」と思うでしょう。
「昔につくってもらったホームページのデザインがイマイチで、もっと綺麗に作り直したい……」と思ったならば、ホームページリニューアルをぜひ検討してください。
ホームページに不具合や速度の不安定さがあるとき
ホームページに、何かしらの不具合やバグがあるなら、リニューアルを検討しましょう。
よくある古いホームページの不具合としては以下のようなものが挙げられます。
- ページの更新ができない
- 表示速度が明らかに遅く、ページを開いたり移動したりするのに時間がかかる
- スパムメールが多い
- サイトの訪問者にマルウェア広告などが表示されている
昔のホームページでは、古い技術を使っており保守性が悪く、不具合が発生しやすくなっていることがあります。
プログラムやCMSに構造・システム上の問題があり、上記のような不具合の原因となっている場合、リニューアルを検討する形になります。
古い技術はセキュリティ上の欠陥があることもあるので、明らかにホームページがシステム的にボロボロな場合は早急に更新が必要です。
リニューアルしなくても解決できる可能性があること
ここまでホームページリニューアルをすべきタイミングについてご紹介しましたが、逆に、「リニューアルしなくても解決できる可能性があること」もまとめます。
たとえば、次のようなポイントは、丸々リニューアルしなくとも、少しの予算で解決できる可能性があります。
- アクセスが落ちている/SEO対策したい
- アクセスの解析がしたい
- 新機能を実装したい
上記のような点に悩んでいるが、「デザインは気に入っている」「ホームページを丸々リニューアルしたいわけではない」といった場合、まずはプロに相談してみることをおすすめします。
それぞれのポイントについて、より詳しく説明します。
アクセスが落ちている/SEO対策したい
アクセスが落ちている場合、最初に検討すべきはリニューアルではなく、アクセス改善です。
- サイト構造の見直し
- SEO対策
- SNS施策
「SEO対策」とは、簡単にいえばGoogleやYahoo!といったサービス(検索エンジンといいます)で検索したときに、サイトの順位をできるだけ上に表示させるよう対策することです。
昨今のSEO対策は多岐にわたる手法があり、「これをやれば順位が上がる」といった解答はありません。しかしリニューアルまでしなくとも、既存のサイト上で実施できうるアクセス改善施策は多いため、まずSEO対策を検討するのが良いでしょう。
また、昨今では企業でもX(旧Twitter)やInstagram、TikTocといったSNSを運用しているケースも増えました。これらもホームページやサービスサイトへの流入につながるアクセス改善施策のひとつとして挙げられます。
アクセスの解析がしたい
サイトに訪問するユーザー数やアクセス数(PV/ページビュー数)を確認できるようにするのはとても簡単です。
「Google Analytics(GA4/グーグルアナリティクス)」「Searce Console(サーチコンソール)」といった無料のツールで簡単にアクセス解析ができます。
基本的には、リニューアルせずとも、サイトとの連携が可能です。
ただし、アクセス解析をサービス外としているホームページサービスや外注業者を利用している場合や、ソースコードを編集できない場合などは、アクセス解析の実装は不可になります。この場合は、リニューアル、またはアクセス解析ができる環境へのサイト移行を検討しなければなりません。
新機能を実装したい
ホームページで追加することの多い新機能には、以下のようなものが挙げられます。
- 新規の問い合わせフォーム、問い合わせ項目の変更や追加
- ランディングページの作成
- カウントダウンタイマー
- 診断ツール
- バナー表示/非表示の管理システム
- 買取価格見積もり査定シミュレーションシステム
既存のホームページへ部分的に新機能を実装できるかどうかは、ホームページがどのように作られているかによって異なります。
WordPressや、オリジナルのプログラムで構築されているホームページならば、基本的には自由に機能追加が可能です。
外部のホームページサービスや外注業者などに制作・管理を依頼していて、新規機能の実装不可とされている場合は不可となります。
また、WordPressや独自ソースのホームページであっても、新機能の要件次第では技術的に実装不可となる場合があります。
かなり複雑な機能を、頻繁に新規追加するような場合は、土台であるシステムも機能追加しやすいよう構築する必要があるので、その場合はリニューアルを検討した方が良いかもしれません。