「GTX1070を使いたいけど、電源は何Wあれば動くの?」と迷っている人は多いのではないでしょうか。中古で安く出回っているGTX1070は今でも人気があるGPUですが、電源選びをまちがえると起動しなかったり、動作が不安定になったりします。
結論からいうと、GTX1070の推奨電源はNVIDIA公式で500W以上が目安です。GPU単体の消費電力(TDP)は150Wで、電源ユニットから直接ケーブルをつなぐ「補助電源」も1本必要になります。
この記事では、GTX1070の推奨電源容量・消費電力・補助電源のピン数といった基本情報から、電源を選ぶときのポイント、中古で使う場合のチェック項目、そして買い替えを検討するときの目安までまとめて解説します。
ねこくん「GTX1070を安く動かしたい」「今使っているPCの電源で足りるか知りたい」という人に向けて、迷わない基準を紹介するよ!
GTX1070の推奨電源は500W以上が目安
まずはGTX1070の電源まわりの基本スペックを整理します。ここを押さえれば、電源選びで大きく外すことはありません。
| 項目 | GTX1070(リファレンス) |
|---|---|
| 推奨電源容量 | 500W以上 |
| 消費電力(TDP) | 150W |
| 補助電源コネクタ | PCIe 8ピン×1本 |
| 発売日 | 2016年6月10日 |
NVIDIA公式が推奨する電源容量は500W
GTX1070の推奨電源容量は、NVIDIA公式で500W(Recommended System Power)と定められています。これは「GTX1070を搭載したPCが安定して動作するためのシステム電源の目安」という位置づけです。
これはGPU単体ではなく、CPUや周辺機器も含めたPC全体の目安です。500Wを下回る電源だと、動作が不安定になったり、ゲーム中に突然PCが落ちたりするリスクが高まります。
ハイエンドCPU(Core i7・Ryzen 7以上)と組み合わせる場合は、余裕をもって600〜650W前後の電源を選ぶと安心です。
GTX1070の消費電力(TDP)は150W
GTX1070単体の消費電力(TDP)は150Wです。TDPは「熱設計電力」を意味しますが、実質的な消費電力の目安として使えます。
PC全体でみると、GPU以外にもCPUやマザーボード、ストレージ、ファンなどが電気を消費します。GTX1070を搭載した一般的なゲーミングPCのシステム全体の消費電力は、負荷時で250〜350W前後が目安です。
- アイドル時:50〜80W前後
- ゲーム負荷時:250〜350W前後
- ピーク時(ベンチマーク等):350〜400W前後
ピーク時でも400W程度で収まる想定なので、500W電源なら電源容量の80%以下で運用でき、電源にも余裕が生まれます。
補助電源コネクタはPCIe 8ピン×1本
GTX1070はリファレンス設計(NVIDIA Founders Edition)で、PCIe 8ピンの補助電源コネクタが1本必要です。マザーボードのPCIeスロットからの給電(最大75W)だけでは足りないため、電源ユニットから直接ケーブルをつなぎます。



電源ユニットに8ピンのケーブルがなかったらどうするの?



6ピン×2を8ピンに変換するケーブルを使うか、電源ユニット自体を交換する必要があるよ!
変換ケーブルはAmazonで「PCIe 8ピン 変換」と検索すれば見つかります。
ただし変換ケーブルを使うと電源側の負担が増えるので、長く使いたいなら電源ユニット自体を交換するほうが安心です。
GTX1070の電源を選ぶ4つのポイント
ここからは、GTX1070向けに新しく電源を選ぶ場合、あるいは今の電源で足りるか判断するときにチェックすべきポイントを4つ紹介します。
容量は500W以上、余裕をもたせるなら650W前後
もっとも大事なのが電源容量です。目安は次のとおりです。
| PC構成の目安 | 推奨電源容量 |
|---|---|
| ミドルCPU(Core i5・Ryzen 5クラス)+GTX1070 | 500〜550W |
| ハイエンドCPU(Core i7・Ryzen 7クラス)+GTX1070 | 600〜650W |
| ストレージ多め・RGBパーツ多めの構成 | 650W〜750W |
電源は容量の50〜70%で使うのがもっとも効率が良いとされているので、負荷時のシステム消費電力(300W前後)の2倍程度を目安に選ぶのが理想的です。
「今使っている電源が500Wちょうど」という場合、動作しないわけではありませんが、電源が高負荷状態で動き続けることになります。長時間ゲームをするなら、もう一段上の容量を選んでおくと寿命面でも安心です。
80PLUS認証はBRONZE以上を選ぶ
80PLUS認証は、電源ユニットの変換効率をランク付けした国際基準です。BRONZE→SILVER→GOLD→PLATINUM→TITANIUMの順に効率が高くなります。
| ランク | 変換効率(50%負荷時) | 目安 |
|---|---|---|
| STANDARD(無認証) | 80% | 可能なら避けたい |
| BRONZE | 85% | コスパ重視の最低ライン |
| GOLD | 90% | 長期使用の定番 |
| PLATINUM | 92% | 電力効率にこだわる人向け |
GTX1070向けならBRONZE以上、できればGOLDを選ぶのが無難です。GOLD認証の電源は初期投資こそ高いですが、変換効率が良いぶん電気代が下がり、発熱も少ないため電源自体の寿命も伸びる傾向があります。



電源は消耗品だから、5年以上使うつもりならGOLD以上を選んでおくといいよ!
安い電源で壊れると、他のパーツを巻き込むことがあるから注意です。
PCIe 8ピンの補助電源コネクタが必要
電源ユニットのケーブル構成もチェックすべき項目です。GTX1070はPCIe 8ピンの補助電源が必要なので、電源ユニット側にも「PCIe 8ピン(6+2ピン)」の出力が最低1本以上あるものを選びます。
最近の電源ユニットは、PCIe補助電源が「6+2ピン」の分割型になっているのが一般的です。この場合、6ピン部分と2ピン部分を合体させると8ピンとして使えます。分割したまま6ピンとしても使えるので、汎用性が高い設計です。
カスタムモデル(AIB)は補助電源の構成が異なる場合がある
GTX1070はASUS・MSI・GIGABYTE・玄人志向などの各メーカーがカスタムモデル(AIB版)を販売しており、補助電源の構成がリファレンスと違うモデルがあります。
- リファレンス(Founders Edition):8ピン×1本
- MSI GAMING 8G:8ピン×1本+6ピン×1本
- モデルによっては8ピン×1本のみ、または8ピン+6ピンなど構成が異なる
高性能を狙ったモデルほど、補助電源のケーブル本数が増える傾向があります。中古で購入する場合は、実物やメーカー公式ページで補助電源の本数を必ず確認してから電源を選びましょう。
中古GTX1070を今から使うときの電源チェック
GTX1070は発売から時間が経っており、中古市場でお得に手に入るGPUです。既存PCのグラボだけを交換したい人向けに、電源まわりで見るべきポイントを紹介します。
使っているPCの電源W数を確認する方法
今のPCに搭載されている電源ユニットの容量は、次の方法で確認できます。
- PCケースの側面パネルを開け、電源ユニット本体の側面ラベルを確認する
- ラベルの上部に「600W」「750W」のように大きく数値が書かれている
- BTOパソコンなら、購入時の構成書や購入したメーカー公式ページでも確認できる
- 自作PCの場合は、電源型番をメーカー公式サイトで検索する
500W以上あればGTX1070は動作しますが、5年以上前のBTOパソコンで、電源が400W以下の場合は要注意です。電源が足りない状態で無理にGTX1070を挿すと、PC自体が起動しないか、負荷時にシャットダウンする可能性が高いです。
電源ユニットにも寿命がある
電源ユニットの中には電解コンデンサという部品が入っていて、これは使用年数とともに劣化していきます。一般的に、電源ユニットの寿命は5〜7年と言われています。
「電源容量はスペック上足りているけど、電源自体が古い」というケースでは、以下の症状が出やすくなります。
- ゲーム中に突然PCが再起動する
- 電源を入れても起動しないことがある
- 異音(ファンや高周波音)が出る
- PCケース内部にほこりや焦げ跡がある
心当たりがある場合は、GTX1070を挿す前に電源ユニット自体の交換を検討したほうが安全です。古い電源はGTX1070を巻き込んで故障するリスクがあるので、ケチると余計にお金がかかることになります。



電源が壊れるときに、他のパーツも道連れになるケースがあるから注意です。
5年以上使っている電源なら、GPU交換のタイミングで一緒に新調するのが安心!
GTX1070はまだ使える?後継GPUと買い替えの目安
電源選びの話と合わせて気になるのが、「そもそもGTX1070を今から使うのは正解か?」という点です。買い替えの目安についても整理します。
2026年時点でのGTX1070の立ち位置
GTX1070は2016年発売のGPUで、性能的にはフルHD環境の中量級ゲームで戦えるレベルです。フルHD/中設定なら、Apex LegendsやValorantなどのFPSは100fps以上を安定して出せるスペックで、マインクラフトやFF14も問題なく動きます。
一方で、最新の重量級タイトル(サイバーパンク2077・モンハンワイルズ・GTA6など)は、レイトレーシングを切って画質を下げても厳しい場面が増えてきました。DLSSにも対応していないため、フルHDでも60fpsを維持できないケースが出てきます。
- フルHDで軽量〜中量級タイトルを遊ぶ
- Apex・Valorantなどのeスポーツ系タイトル
- マインクラフト・FF14・Steamの旧作
- YouTubeやNetflix視聴、動画編集の入門用途
買い替え候補になる現行GPU
「そろそろ買い替えたい」という場合、GTX1070からの乗り換え先として現実的なのは以下のGPUです。
| 買い替え先GPU | 性能比(GTX1070比) | 推奨電源容量 |
|---|---|---|
| RTX 3060 | 約1.3倍 | 550W以上 |
| RTX 4060 | 約1.5〜1.6倍 | 550W以上 |
| RTX 5060 | 約1.7〜1.8倍 | 550W以上 |
| RTX 5060 Ti | 約2倍以上 | 600W以上 |
RTX 4060以降のGPUはDLSSやフレーム生成機能に対応しているため、実際のゲーム体験としてはスペック比較以上の差を体感できます。予算を抑えたいならRTX 5060、性能重視ならRTX 5060 Tiが定番の選択肢です。
電源に関しては、いずれも500〜600W級で対応できるので、GTX1070向けに用意した電源をそのまま流用できるケースが多いです。AMD Radeon RX 7600やRX 9060あたりも同価格帯の選択肢になるので、こだわりがなければ両陣営から選ぶと視野が広がります。
GTX1070からの買い替えなら電源込みでBTOを選ぶのが早い
「電源選びから考えると、いっそPCごと新しいものにしたい」という人も多いはずです。BTOメーカーのゲーミングPCなら、GPUに見合った電源ユニットが最初から組み込まれているので、電源トラブルの心配がありません。
価格帯の目安は、RTX 5060搭載モデルなら15〜20万円前後、RTX 5060 Ti搭載モデルなら20〜25万円前後です。どちらもDLSSに対応しているため、フルHDなら144fpsを狙える性能があります。
- 電源容量が550W以上あるか
- 80PLUS BRONZE以上の認証がついているか
- PCIe補助電源ケーブルの本数が足りるか(将来のGPU換装に備えて)
- 保証期間はどれくらいあるか
マウスコンピューターのNEXTGEARシリーズは、RTX 5060クラスの構成でも余裕をもった電源が組み込まれているので、将来的にGPUを換装したくなった場合でも対応しやすい設計です。詳しい構成や現行価格は公式サイトで確認できます。
\ 現行RTX 5060搭載モデルの構成をチェック /



電源のことを気にせず新しい環境でゲームしたいなら、BTOメーカーの完成品を選ぶのが早いよ!


GTX1070の推奨電源に関するよくある質問
GTX1070は400W電源で動きますか?
動く可能性はありますが、NVIDIA公式の推奨(500W)を下回るため基本的におすすめしません。CPUがミドルクラスで消費電力の低い構成なら動くケースもありますが、負荷時に落ちるリスクが高くなります。
GTX1070は450W電源で動きますか?
ミドルクラスの構成なら動作するケースが多いですが、電源に余裕がなく80PLUS認証が低いモデルだとギリギリです。負荷が長時間続くゲームでは、シャットダウンや不安定動作のリスクがあります。安定を求めるなら500W以上を用意しましょう。
750W電源はGTX1070には大きすぎますか?
大きすぎるということはなく、むしろ電源効率のよい負荷率(50〜60%)で運用できるので理想的です。将来的にRTX 5070クラスへ換装する余地も残せるので、これから電源を新調するなら650〜750Wを選ぶのが安心です。
補助電源が6ピンしかない電源でGTX1070を使えますか?
PCIe 6ピン×2を8ピンに変換するケーブルを使えば動作しますが、変換ケーブルは電源への負荷が増える点に注意が必要です。可能なら8ピン出力がある電源に交換するのが望ましいです。
GTX1070 TiとGTX1080の推奨電源は?
GTX1070 TiはTDP 180W、GTX1080はTDP 180Wで、どちらもNVIDIA公式の推奨電源は500W以上です。GTX1070よりTDPが30W高いため、余裕をもたせるなら550〜650Wの電源を選ぶのが安心です。
GTX1070の消費電力は他のGPUと比べてどうですか?
GTX1070のTDPは150Wで、現行のRTX 5060(TGP 145W前後)とほぼ同等です。ミドルレンジGPUとして電力効率は今でも悪くない水準にあります。
ただし、RTX 4060やRTX 5060はより小さい消費電力で高い性能を発揮できるため、パフォーマンスパーワット(電力あたりの性能)では最新世代のほうが有利です。
GTX1070はいつまで使えますか?
フルHDで軽量〜中量級のゲームを遊ぶ用途なら、2〜3年程度は現役で使い続けられるスペックです。ただしDLSSやレイトレーシングに対応しないため、最新の重量級タイトルではフレームレートを維持しづらくなります。
GTX1070の推奨電源まとめ
GTX1070の推奨電源について、押さえるべきポイントをまとめます。
- 推奨電源容量はNVIDIA公式で500W以上
- TDPは150W、システム全体では負荷時に300W前後
- 補助電源はPCIe 8ピン×1本(リファレンス)
- カスタムモデルは8+6ピン、8+8ピンなど構成が異なる
- 80PLUS認証はBRONZE以上、できればGOLDが安心
- 5年以上使った電源は経年劣化に注意(買い替えも視野に)
GTX1070は中古で手に入れやすい人気GPUで、フルHDのゲームなら今でも十分現役で戦えます。ただし、電源ユニットの容量と補助電源のピン数を事前にきちんとチェックしておくことが安定動作のカギです。
もし現在使っているPCの電源に不安があるなら、電源単体を交換するよりも、電源込みで最適化されている現行ゲーミングPCへの買い替えを検討するのもひとつの選択肢です。将来のGPU換装まで見据えて、余裕のある電源構成を選ぶことをおすすめします。



電源選びをきちんとやれば、GTX1070はまだまだ長く使えるよ!
不安がある人はBTO PCの買い替えも視野に入れて、快適なゲーム環境を整えてね。












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