Grokで動画を作っていたら、急に「利用制限に達しました」と表示されて困った経験はないでしょうか。無料プランでどこまで使えるのか、有料プランならどれくらい生成できるのか、気になっている人も多いはずです。
検索してみると、「1日10本」「1日50回」のように、サイトごとに違う数字が出てきて余計に混乱した人もいるかもしれません。
Grokの動画生成は無料プランでは使えず、有料プランでも「1日◯本」といった具体的な回数の上限は公式サイトに書かれていません。2026年6月から、回数ではなく1週間ごとの利用量をまとめて管理する仕組みに変わっているためです。
この記事では、プランごとの違いや上限に達したときの対処法を、Grokの公式サイトと開発者向けドキュメントをもとに整理しました。
Grokの動画生成は無料プランでは使えない
Grokは、アメリカのAI企業「SpaceXAI」(旧xAI)が提供するAIチャットサービスです。その中で画像や動画を作る機能が「Grok Imagine」で、今回取り上げる動画生成もこの機能にあたります。
Grok Imagineの動画生成は、無料プランでは非対応です。公式サイトの料金ページの比較表でも、Freeプランの「Video generation」項目にはチェックマークが付いていません。

無料プランで使えるのは画像生成までです。動画生成には、もっとも安い有料プラン「SuperGrok Lite」以上への加入が必要になります。
ネコマル昔は無料プランでも動画生成できたんだけどね!
Grokの動画生成、回数の上限が公式に明記されていない理由
ネットで調べると、「1日10〜20本」「1日50回」「12時間で80回」など、サイトによってバラバラの数字が出てきます。ですが、これらの回数を裏づける記載は、公式サイト・料金ページ・利用規約のどこにも見つかりません。
数字が食い違う背景には、Grokの利用制限の仕組みが変わったことが関係していると考えられます。Grokの公式ヘルプドキュメントによると、有料プランの利用制限は2026年6月から新しい方式に切り替わりました。
以前はチャット・画像生成・動画生成・音声などの機能ごとに、それぞれ個別の「1日あたりの上限」が設定されていました。新しい方式では、これらすべての機能を横断した「1週間ごとの共有利用枠」に一本化されています。利用状況はパーセンテージで表示され、どの機能にどれだけ使ったかの内訳も確認できる仕組みです。
つまり、上限は「回数」ではなく「利用量の割合」で決まる仕組みに変わったと考えるとわかりやすいでしょう。現在のGrokには、「動画は1日◯本まで」という単純な回数の枠自体が存在しません。
動画生成はチャットのやり取り1回よりも消費する利用枠が大きいとされていますが、動画1本あたりの消費量が具体的に何パーセントにあたるかは公表されていません。ネット上に残る「◯本」という数字は、旧方式の名残や、個々のユーザーの体験に基づく推測である可能性があります。
同じ有料プランでも、直前まで画像を大量に生成していたか、チャットをどれだけ使っていたかによって、動画生成に回せる残り枠は人によって変わります。
Grokの動画生成、プラン別の違い
動画生成に対応する有料プランは4種類あります。「Lite」が一番安い入門プラン、無印の「SuperGrok」が標準プラン、「Plus」が高画質重視の上位プランです。
| プラン | 月額 | 動画生成 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 非対応 |
| SuperGrok Lite | $10 | 対応 |
| SuperGrok | $30 | 対応 |
| SuperGrok Plus | $100 | 対応 |
料金は米ドル表記です。1ドル150円前後で計算すると、SuperGrokは月4,500円程度、SuperGrok Plusは月15,000円程度が目安になります(実際の請求額は決済時の為替レートで変わります)。このほかに、法人向けの「SuperGrok Heavy」というさらに上位のプランも用意されています。
もっとも安い「SuperGrok Lite」は月額10ドル(1,500円程度)で、動画生成にも対応しています。ひとつ上のSuperGrok(月4,500円程度)では、720pの画質と最長30秒の動画が使えると案内されています。
1080pの高画質動画を作れるのは、現状SuperGrok Plus以上のプランで使える機能です。720pで生成した動画は、あとから編集画面で1080pへ「アップスケール」する機能も用意されています。



アップスケールとは、すでにある動画の画質を後から引き上げる処理のことです!
Grokの動画生成が上限に達した場合どうなるのか
週ごとの利用枠を使い切った場合や、画質面での制限がかかった場合、それぞれどうなるのかを確認しておきましょう。
週の利用枠を使い切ったときの選択肢
週ごとの利用枠を使い切っても、その場でいきなり使えなくなるわけではありません。公式ヘルプでは、次の4つの対応方法が案内されています。
- 翌週の利用枠がリセットされるのを待つ
- 追加の利用枠(クレジット)を購入する
- 上位プランにアップグレードする
- 上限に達したときに自動で追加購入する設定(オートトップアップ)を使う
追加の利用枠はWeb版から購入でき、最低5ドルから追加できます。購入すればすぐに反映されますが、含まれている分の利用枠に比べると割高な設定です。オートトップアップは、必要に応じて自分でオンにする機能で、金額と月間の上限も自分で設定できます。意図しない追加課金を避けたい場合は、設定画面でオンになっていないか確認しておくと安心です。
720pの動画が自動的に480pへ切り替わることがある
720pでの生成を続けていると、そのプランに割り当てられた720p分の枠に達した時点で、エラーで止まるのではなく、自動的に480pへ切り替わって生成が続く仕組みになっています。「思ったより画質が粗い動画ができた」と感じたときは、この自動切り替えが働いた可能性があります。
この仕組みがあるため、動画生成自体が完全に止まってしまう場面は少ないといえます。ただし、週の利用枠そのものを使い切った場合は、前述の4つの選択肢のいずれかで対応する必要があります。
思ったより早く上限に達したと感じる理由
「まだそんなに動画を作っていないのに上限に達した」と感じる場合、動画生成以外の使い方が影響している可能性があります。週の利用枠はチャット・画像生成・音声機能とも共有されているため、他の用途で先に枠を消費していると、動画生成に回せる分は少なくなります。
リセットのタイミングは、設定内の利用状況(Usage)画面に表示されるスケジュールで確認できます。週が変わってもリセットされていないように感じる場合は、思い込みで待ち続けず、この画面で実際の残り枠とリセット予定を見たほうが確実です。
Grokの動画生成上限に関するよくある質問
Grokで動画を作れる本数に上限はありますか?
「1日◯本」という回数の上限は、調査時点の公式サイトには記載されていません。動画生成の回数だけを切り出した上限という考え方自体がなく、チャットや画像生成もまとめた「週ごとの共有利用枠」で管理されているためです。仕組みの詳細は本文で解説しています。
無料プランでもGrokで動画生成できますか?
できません。無料プランで使えるのは画像生成までで、動画生成には「SuperGrok Lite」以上の有料プランへの登録が必要です。
動画生成の利用枠が上限に達したら、いつリセットされますか?
公式ヘルプの案内では、利用枠は1週間単位でリセットされます。急いで動画を作りたい場合は、リセットを待つほかに、追加の利用枠を購入する方法やプランをアップグレードする方法もあります。
Grokで生成できる動画の長さはどれくらいですか?
1回の生成で作れるのは最大15秒です。延長機能を使えば、合計最大30秒まで動画をつなげられます。
自分がどれくらい利用枠を使ったか確認する方法はありますか?
Grokの利用状況(Usage)の画面から確認できます。週の利用枠をどれだけ消費したかがパーセンテージで表示され、機能ごとの内訳も見られます。「そろそろ上限が近いかもしれない」と感じたら、動画を作る前に一度チェックしておくと安心です。
まとめ:Grokの動画生成上限は「回数」ではなく「利用枠」で考える
Grokの動画生成は無料プランでは使えず、有料プランでも「1日◯本」という固定の回数上限は公式に示されていません。回数ではなく、チャットや画像生成もまとめた週ごとの共有利用枠で管理される仕組みに変わっているためです。
720pの動画は上限に達すると自動的に480pへ切り替わる仕組みもあるため、生成自体が完全に止まる場面は多くありません。それでも足りないと感じたら、リセットを待つか、追加の利用枠の購入やプランのアップグレードを検討するとよいでしょう。
正確な利用枠の消費状況は、Grokの利用状況画面(Usage)からいつでも確認できます。





