本記事執筆時点から約10日前、2021年9月17日にAppleから「iPhone 13」が発売されました。
毎年進化を止めないiPhoneですが、そんな時でも変わらず「iPhone SE(第2世代)」を愛用しているのが私です。
正直iPhone 12や13のカメラは魅力的ですが、今使っているSEから乗り換える気分にはなりません。
なぜかというと、SEがバリバリ現役でパフォーマンスが優れているし、使いやすいから。
そんなiPhone SE愛用者による、購入して1年間使い続けたレビューを行っていきます。
- iPhone SE(第2世代)の概要
- iPhone SEの良いところ
- iPhone SEのイマイチなところ
- iPhone 13との比較
- iPhone SEが2022年もおすすめできる人
iPhone SEを1年間使い続けた感想
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まず、iPhone SEを1年以上使って感じた結論から言ってしまいます。
正直、「これからもずっとコレでいい」。
2021年最新のiPhone 13に負けていません。
バッテリーが劣ってきて、すぐに充電に切れるようになるまでは、2022年以降もずっと持っていると思います。
気になるポイントとしてはその充電持ちくらいで、普段のパフォーマンスや、軽さ・持ち歩きやすさと言った点に関してはほとんど不満がありません。
そんなiPhone SEの優れているポイントや、逆にイマイチだなと思うポイントを本記事でまとめました。
「新しいiPhoneが出てるけど、安いiPhone SE、実はまだ気になっている…」という方は、ぜひ以降の内容を参考にしてみてください!
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iPhone SE愛用者が良いとこも微妙なところも正直にレビューしていきます!
iPhone SE(第2世代)の概要
iPhone SE(第2世代)の概要をさらっとおさらいしましょう。
カラーバリエーションはブラック・ホワイト・PRODUCT REDの3種類。
128GBだと55,800円となります。
iPhone 8以降の端末を下取りに出せば、さらに安い価格で手に入れられる可能性も。
その他詳細なiPhone SE(第2世代)のスペックに関しては、本記事下部の「iPhone 13との比較」での比較表を参考にしてみてください。
ここで、iPhone SEの第2世代でもっとも注目すべきポイントは「A13 Bionicチップ」です。
これはiPhone 11 Proと同じチップで、かなり高性能。
よってiPhone SE(第2世代)の魅力を一言で表すなら、「5万円で買えるiPhone 11 Proスペックマシーン」と言ったところです。
iPhone SEのカッコ良すぎる洗練されたデザインについては、Apple公式の動画を見るとひしひしと伝わってきます。
iPhone SEの良いところ5つ
それでは、実際に1年間使って感じているiPhone SE(第2世代)の魅力を5つ紹介します。
iPhone SEのメリットは以下の通り。
- A13 Bionicチップ
- シンプルなデザイン
- 小さい・軽い
- Touch ID
- 安すぎる価格
それぞれ、熱弁してきます!
iPhone 11 Proに匹敵する性能「A13 Bionicチップ」
iPhone SE(第2世代)最大の魅力はこのハイスペックチップ「A13 Bionic」です。
もちろんiPhone 12や13が発売された今、それを超える性能のチップが登場してしまっています。
しかし当時は最新だったiPhone 11 Proと同等のスペックを持ちながら、たったの5万円で発売されたため、衝撃のスマートフォンでした。
もともとiPhone SEを購入するまでは、4〜5年ほどずっとiPhone 6sを使っていました。笑
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ちなみにiPhone 6sのチップは「A9」で、数字からもわかる通りかなり古いです。
6sから機種変更して、SEでアプリを開きたときの「起動の速さ」に驚いたことは今でも覚えています。
Notionって結構重くて、iOSアプリ版だと開くのに時間かかりますよね…。よく6sでNotionを使っていたと思います。
本当にアプリやブラウジングがサクサクですし、まだ5年は使えるだろうと期待できる破格のスペックです。
2021年現行iPhoneで最もシンプルなデザイン
iPhone SEの「カッコ良すぎるレッドカラー」と「シンプルで無駄のないデザイン」も購入の決め手となりました。
どんどんと新しいiPhoneが出ていますが、正直カメラが多すぎて、個人的には背面ダサく感じます。
この「必要なものしかない無駄のなさ・ミニマリスト感」は、2021年現行のiPhoneシリーズを含めると、もしかしたらトップレベルなのでは?と思っているのですが、どうでしょうか。
ホームボタンや上下のベゼルがある点は好みが分かれそうですが、特に気になったことはありません。
iPhoneのデザインはどちらかというと、背面に命がかかっていると思います…!
【個人的に…】プロダクトレッドがカッコ良すぎる。
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今ではiPhone 12やiPhone 13にレッドカラーがありますが、ほんの数年前まではそこまで「赤いiPhone」はメジャーではありませんでした。
なので、プロダクトレッドのiPhone SEが直感的にカッコ良すぎて、色選びにほとんど迷うことなくApple Storeで注文。
iPhone SEが届いた時の美しさに対する感動や、持ち運んでいる時の高揚感は今でも忘れられない、というか1年持ち続けた今でも感じています!
そして、私はできるだけ外見を見たいので、iPhone SEのカバーは透明なものを選んでいます。
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ちなみにAppleのiPhone SE「PRODUCT REDバージョン」の売り上げの一部は、世界中のCOVID-19(コロナ)対策として、 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に 寄付されます。
小さいから軽い・持ちやすい
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iPhone SEのサイズは6sや7、8と同じなので、サイズが小さく片手で持ちやすいです。
液晶ディスプレイは4.7インチ。
決して大きいとは言えませんが、サイズが大きすぎても、重かったり持ちにくかったりして困るもの。
重さは148gで、缶コーヒーよりも軽く、ポケットに入れていても手に持っていても全く苦にならないです。
実際iPhone12や13のProやMaxを購入したものの、持っていると手の負担が大きすぎて、結局miniにしておけばよかった、というレビューもよく見かけます。
毎日携帯するスマートフォンの「小ささ」「軽さ」は正義です。
普通に便利なTouch ID
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最新のiPhoneと比較して、決定的に違うポイントといえば「Face IDかTouch IDか」という点です。
今のiPhoneはベゼルレスでフルディスプレイなので、ホームボタンがありません。
その代わり、顔だけでロックを解除できるFace IDが採用されていますが、マスクをしながらだと使えなかったりするという欠点も。
Touch IDでも、十分精度高く、一瞬でロック解除してくれるので、不便は感じません。
むしろボタンで各種操作できて、十分使いやすいとも思います。
安すぎる。性能を考えるとコスパ最強
ここまでiPhone SEのスペック的な側面について紹介してきましたが、結局何より感動させられるのは「価格の安さ」です。
iPhone SEはなんと最安49,800円。
私も64GBで、この価格で購入しました。
一方で、同じチップを搭載しているiPhone 11 Proは当時12万円以上しました。
新しく発売されたiPhone 13無印モデルでも98,800円で、iPhone SEの約2倍。
iPhone 13が登場した今でも「iPhone SEが買い」な理由がわかると思います。
正直言って、最新iPhoneと比較しても、コスパ最強の称号は今でも変わってません。
iPhone SEのイマイチなところ5つ
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とはいえ、安くてコスパの優れるiPhone SEといっても、もちろんデメリットはいくつかあります。
それが以下の5点です。
- ディスプレイ小さめ
- 普通のカメラ性能
- 充電持ちは△
- ベゼル有りディスプレイ
- カラバリが3種類
とはいえ、これらの欠点はどれも許容できるものであり、「コスパ重視」でiPhoneを選ぶ方にとっては、あまり気にならないのではないでしょうか。
それぞれのイマイチポイントについて、レビューしていきます。
ディスプレイは小さい
iPhone SEはディスプレイが4.7インチと小さめです。
小さめとはいえ、iPhone 6sや7、8と同じなので、6sから乗り換えた自分としてはデザインが何も変わらなかったので気になりませんでした。
最新のベゼルレスiPhoneの5.4〜6.7インチモデルと比較すると、もちろん小さいです。
ただ、ディスプレイが広すぎると、片手で持ちにくくなったり、片手の指で操作しきれなくなることもあり、小さいのはある意味メリットでもあります。
カメラ性能は普通
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iPhone SEのカメラ性能は、流石に最新機種11や12、13と比較すると負けます。
しかし、普通というのはデメリットではなく、iPhone SEでも、もっというとiPhone 6sでも十分キレイな写真が撮れます。
私は一眼レフカメラも持っていますが、iPhoneはシングルカメラでも、「片手で手軽に十分キレイな写真が撮れる」素晴らしいカメラだと思っています。
また、普通の一眼レフなどでは、アプリでフィルターをかけて写真を撮る、みたいなことができるのはあまり多くありません(できるものも、ありますが…)。
フィルターアプリで細かいテクニックを意識しなくてもエモい写真が撮れたり、わざわざカメラから取り込まなくてもよくて画像編集アプリにインポートしやすいのもiPhoneならではのメリット。
ちなみに筆者愛用のおすすめカメラアプリは「Foodie」と「1998 Cam」です!
充電が長持ちしない
この点は正直iPhone SE最大のデメリットかな、という感じがしています。
バッテリー持ちはあまりよくありません。
1年使い続けて、さらに持ちづらくなってきた印象もあります。
1日iPhoneを使い続けていたら、夕方ごろには30〜40%近くになります。
ただ、ギリギリ1日は持つ、という感じではあり、荷物が重くなってしまうモバイルバッテリーはわざわざ持ち運ぶほどではないです。
最新のiPhoneに比べれば、ケーブルに接続して充電する頻度は高めだと思います。
ただ個人的には、バッテリー問題自体そもそも「充電すれば解決する」ことなので、そのためにわざわざ価格が2倍以上するようなiPhoneは選択肢には入りませんでした。
ホームボタンやベゼルがある
人によってはベゼルがあることやホームボタンがあることがあまり好みでない方も多いかもしれません。
実際、ベゼルレスのiPhone X〜13はスマートでカッコ良い。
とはいえ、私はすべての操作が親指で届く範囲な「4.7インチベゼル有りディスプレイ」も普通に好きです。
カラーバリエーションが少ない
そこまでデメリットではないような気もしますが、iPhone SEの第2世代はカラーバリエーションが以下の3つしかありません。
- ブラック
- ホワイト
- PRODUCT RED(レッド)
最近のiPhoneはパープルやグリーン、ブルーなどカラバリも意識しているような気がしています。
女性など幅広い層をターゲットにしているのかもしれません。
実際私もiPad Airの第4世代のグリーンのカラーに一目惚れして買いました。笑
そんな中iPhone SEは3種類しかないのですが、しかしながらどれも無難なカラーリングでカッコ良いです。
iPhone 13との比較
iPhone SE(第2世代)の性能がもっとわかりやすくお伝えできるように、今回はiPhone 13との比較をしていきたいと思います。
Appleの公式ストアで見てみたところ、同時に3機種の比較ができたので、ついでにiPhone 6sも合わせてみました。
まず、全面のディスプレイデザインの外観が以下の通り。
価格が全然違いますね。
iPhone 13はiPhone SEの2倍ほどあります。
ディスプレイサイズはかなり違いがありますが、背面がシングルカメラでよりシンプルであるというポイントもあります。
そして、チップ性能やバッテリー持ちに関しては以下の通り。
3機種それぞれ明確に性能が異なるものの、1日13時間以上スマホを触り続けることは滅多にないですし、A13チップは2021年でも現役のハイスペックです。
最後に表で3機種の概要をまとめますので参考にしてみてください。
iPhone 6s | iPhone SE | iPhone 13 | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
4.7インチ Retina HDディスプレイ |
6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ |
5G対応 | × | × | ○ |
カメラ | シングル12MPカメラ |
シングル12MPカメラ |
デュアル12MPカメラシステム(広角、超広角) |
チップ | A9 | A13 Bionic | A15 Bionic |
バッテリー | 最大11時間のビデオ再生 | 最大13時間のビデオ再生 | 最大19時間のビデオ再生 |
認証 | Touch ID | Touch ID | Face ID |
防水機能 | × | 水深1メートルで最大30分間の耐水性能 | 水深6メートルで最大30分間の耐水性能 |
容量 | 32GB 128GB |
64GB 128GB 256GB |
128GB |
サイズ | 138.3 × 67.1 × 7.1 mm | 138.4 × 67.3 × 7.3 mm | 146.7 × 71.5 × 7.65 mm |
重量 | 143 g | 148 g | 173 g |
オーディオ再生 | ー | ステレオ再生 | ・空間オーディオ再生 ・ドルビーアトモスに対応 |
iPhone SEに関する口コミ
iPhone SEを実際に使用した方のレビューを集めてみました。
iPhone SEの良い口コミ
価格、性能共に必要十分なiPhoneです。発売から一年位経ち、値段が下がってるところもあるので今買うなら少し探した方がいいかもしれません。
目新しさはありませんが新しいだけでやたら高くAndroidの後追いのようなiPhoneよりはこちらの方が好みです。指紋認証もコロナ禍では有利で堅実なiPhoneと言えます。
iPhone13も結局指紋認証は無いようなので自分が欲しいと思えるiPhoneが出るまではこれを使い潰します。
引用:価格.com
iPhone 13発売以後のiPhone SEレビューです。
たしかにコロナ禍においては指紋認証の方が便利で、実はiPhone SEの方が使いやすい場面もあるんですよね。
iPhone11~13なども考えましたが、お財布と相談した結果です。カメラ性能以外はあまり比較の対象にはならないかと思います。
引用:価格.com
iPhone 13が出た今でも、価格の面で言えば圧倒的にiPhone SEが今も優れていますよね。
iPhone SEのイマイチな口コミ
普段はandroid使いだが、IPhone7のプロダクトレッドをサブで使っている。後継機としてこの製品を購入したが、やはりベゼルが黒なのは残念。あと、そろそろライトニングは止めてtype-Cにしてほしいものだ。
引用:価格.com
確かに、iPhone SEは充電端子がライトニングケーブルである点もひとつのデメリットかもしれません。
MacBookやiPadなどを使っていると、カフェなど出先で充電する時は、「全部Type-Cケーブルで充電できたらなあ…」と感じる場面は実際あります。
6sからだと、大きさも変わらないので違和感無く使えます。
中身はかなりバージョンアップしていて普段使いには丁度良いです。
4万程で買えるならコスパは十分良いです。
画面、カメラあたりは大分コストを抑えた印象が強く、カメラを良く使う人や動画鑑賞するには不向きかと思います。
引用:価格.com
コスパは確かに優れているけれど、デメリットもあるとの口コミ。
確かに言われてみれば、映画を見るにはとても画面が小さいです。
私も6sからの乗り換えなので気にならないのですが、iPhone 13などと比較すると物足りないと思います。
iPhone SEはどんな人におすすめ?
メリットやデメリット、最新モデルのiPhoneとの比較について解説してきたところで、最後にiPhone SEがどんな人におすすめなのか、個人的な主観でまとめたいと思います。
結論、以下の通りです。
- 一番安いiPhoneが欲しい人
- コスパ重視な人
- 携帯性重視な人
- カメラにこだわりのない人
- バッテリー使用頻度の高くない人
- 最新モデルであることにこだわりのある人
- カメラ性能にこだわる人
- スペック重視な人
- 価格は高くても問題ない人
こうして比較すると、iPhone SEはやっぱり妥協スマートフォンに見えてしまいますが、全然そんなことないです。
iPhone 11 Proと同じチップ「A13 Bionic」はまだまだ現役ですし、これから時代遅れになることもないでしょう。
今のiPhoneの進化が早すぎて、iPhone 13がすごすぎるだけです。笑
そこまでスペックにこだわるのであれば価格を妥協することはできませんが、iPhoneの買い替えを5万円で抑えたい方には、きっと後悔のない選択になります。
コスパ重視・携帯性重視な方には、自信を持っておすすめできるiPhoneです。
iPhone SE(第2世代)まとめ
最後まで本記事をご覧いただきありがとうございました。
iPhone SEを購入してあっという間に1年が経ってしまっていましたが、正直、プロダクトレッドの輝きは今でもテンション上がります。
バッテリー持ちを除いて、各種性能も全く気になりません。
2022年以降も、(第3世代が出ない限り、)しばらくコスパモデルとしてiPhone SEの第2世代は活躍していきそうです。
iPhone SE第2世代のApple Store購入ページは以下からどうぞ。
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