ChatGPTで動画を作れないかと調べて、このページにたどり着いた人は多いはず。結論からいうと、ChatGPT単体で動画そのものを出力する機能は、現時点では用意されていません。かつて使えた動画生成AI「Sora」も、2026年4月26日に提供を終了しています。
「じゃあ意味がないのか」と感じるかもしれませんが、あきらめるのはまだ早いです。ChatGPTは動画の企画・構成・台本づくりでは今も頼れる存在で、使いこなせば動画制作の手間をぐっと減らせます。
この記事では、Soraが終了した今のChatGPTで何ができるのか、動画を完成させるまでの進め方を、OpenAIの公式情報をもとに整理しました。
ChatGPTで動画生成はできる?
ChatGPTで動画を作りたい人がまず知っておきたい結論を、先にまとめます。
- ChatGPT単体では、動画ファイルそのものは作れない
- 動画生成AI「Sora」は2026年4月26日に提供終了した
- 今のChatGPTは、どの料金プランにも動画生成機能がない
- ただし台本・構成・素材づくりでは今も役立つ
ChatGPTは文章や画像を作るのは得意ですが、テキストから動画(MP4などの映像ファイル)を直接書き出す機能は持っていません。「ChatGPTに指示するだけで動画が完成する」わけではないという点を、まず押さえておきましょう。
以前はOpenAIの動画生成AI「Sora」を、ChatGPTの有料プランと連携させて使えた時期がありました。ただ、そのSoraも今は終了しています。まずはその経緯を確認しましょう。
ChatGPTの動画生成AI「Sora」が終了した経緯

そもそもSoraとはどんなAIだったのか
Soraは、ChatGPTと同じOpenAIが開発した動画生成AIです。テキストで「こんな映像を作って」と指示すると、短い動画を生成できるサービスでした。
2024年12月に「sora.com」という専用サイトで登場し、2025年9月30日には新モデル「Sora 2」と、iPhone向けの専用アプリ「Sora」が追加されました。ポイントは、SoraはChatGPTのチャット画面の中にある機能ではなく、別のサイト・アプリとして提供されていたことです。利用できるかどうかはChatGPTの有料プラン(PlusやPro)と結びついていたため、「ChatGPTの動画機能」と受け取られることが多かった機能でした。
2026年4月26日にサービスが終了した
そのSoraは、2026年4月26日にWeb版とアプリ版の提供を終了しました。OpenAIの公式ページには「As of April 26, 2026, the Sora product is no longer available.(2026年4月26日をもって、Sora製品は提供を終了しました)」と明記されています。
あわせて、開発者がプログラムからSoraを使うための「Sora API」も、2026年9月24日に終了予定と公式ドキュメントに書かれています。つまり、一般利用も開発者向けの提供も、順に幕を下ろしている状況です。
「2025年末にChatGPTへ統合された」という説明は、Sora 2が登場して盛り上がっていた時期の情報が残ったものと考えられます。いまの事実としては、Soraはすでに使えなくなっていると理解しておくのが正確です。
Soraで作った動画はどうなるのか
過去にSoraで作った動画は、公式ヘルプによると「sora.chatgpt.com/sunset」からエクスポート(書き出し)できます。作品を残したい人は早めに保存しておきましょう。これから動画制作を始める人は、Soraが使えない前提で読み進めて問題ありません。
ChatGPTの料金プランで動画生成は使える?
「Plusにすれば動画を作れるのでは?」「Proなら使えるのでは?」と気になる人もいるはずです。結論として、現在のChatGPTは、どの料金プランでも動画生成には対応していません。
現在のChatGPTの個人向けプランと、動画生成への対応状況を整理すると次のとおりです。
| プラン | 月額 | 動画生成 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 非対応 |
| ChatGPT Go | 1,400円 | 非対応 |
| ChatGPT Plus | 3,000円 | 非対応 |
| ChatGPT Pro | 16,800円〜 | 非対応 |
公式の料金ページを見ても、記載されているのは文章生成や画像生成の機能で、動画を生成する機能は見当たりません。かつてはChatGPT Plusの契約にSoraが含まれ、480p(スマホでさっと見るくらいの画質)の動画を月に数十本ほど作れた時期もありましたが、それも終了とともになくなりました。
一方で、画像を作る機能は今も使えます。動画そのものは作れなくても、動画のワンシーンに使うイラストや背景画像、サムネイル用の素材づくりには活用できます。
ChatGPTを動画制作に活用する方法
ChatGPTで動画を「直接」作れなくても、動画制作の工程の多くはChatGPTに任せられます。
ネコマル人間がゼロから考えると時間のかかる部分を肩代わりしてもらうイメージですね。
企画・構成と台本をChatGPTに作ってもらう
ChatGPTがもっとも力を発揮するのが、動画の設計図づくりです。「誰に向けて」「何を伝える」動画かを伝えれば、構成案や目次、ナレーション原稿、テロップの案までまとめて提案してくれます。
たとえばYouTubeの解説動画でも、TikTokやInstagram向けの短い動画でも、導入から結びまでの流れを組み立て、話す内容を秒数の目安つきで書き出してもらえます。ゼロから台本を書く手間が省けるぶん、動画づくりのハードルはぐっと下がります。
動画に使う画像素材を用意する
ChatGPTの画像生成を使えば、動画の中で使うイラストや背景、図解のもとになる画像を作れます。台本と同じ世界観でそろえたいときも、「先ほどの構成に合うトーンで」と続けて指示できるのが便利なところです。
写真のようなリアルな素材が必要なときは、素材サイトと組み合わせるとよいでしょう。ChatGPTには、どんな素材を探せばよいかのキーワード出しも頼めます。
動画編集・AI動画ツールで映像に仕上げる
台本と素材がそろったら、最後は映像として組み立てます。ここは動画編集ソフトや、AI機能を備えた動画ツールの出番です。最近は、テキストや素材を読み込ませると動画の骨組みを自動で作ってくれるツールも増え、編集の経験が少なくても始めやすくなっています。
ChatGPTで作った台本や素材を活かせる代表的なツールが、WondershareとHitPawです。Wondershareは動画編集ソフト「Filmora」で知られ、日本法人もあるソフトメーカー。HitPawは動画・写真・音声のAIツールを手がけるブランドで、どちらも日本語のサイトから使えます。
| ツール | できること | 無料で試せる範囲 | 有料の目安 |
|---|---|---|---|
| Wondershare Filmora | AI機能つきの定番の動画編集ソフト | 無料お試し版あり | 年7,980円〜(買い切り9,980円) |
| HitPaw Edimakor | テキストや画像から動画も作れるAI動画編集ソフト | 無料で使い始められる(書き出しは透かしつき) | 月2,968円〜 |
料金は調査時点のもので、いずれも無料で使い勝手を試せます。ただし無料のうちは書き出した動画に透かしが入るなど、機能に制限がある場合が多いです。ChatGPTで用意した台本を字幕やナレーションに、作った画像を素材に使いながら、自分に合う一本を見極めるとよいでしょう。
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ChatGPTで動画のプロンプトを作るときのコツ
ChatGPTから良い台本や構成を引き出すには、指示(プロンプト)の出し方にコツがあります。ざっくり「動画の台本を作って」と頼むよりも、条件を具体的に伝えるほど、そのまま使える内容が返ってきます。
とくに次の3点を最初に伝えると、精度が上がります。
- 動画の目的(何のための動画か、視聴後にどうなってほしいか)
- ターゲット(誰に向けるか。年齢層や知識レベル)
- トーンと長さ(かたい・やわらかい、何分くらいか)
例えば、以下のような感じです。
① SNS向け(本文で先に触れているTikTok/Instagramの短い動画に呼応する例)
20代向けにコンビニの新商品を紹介する、Instagramリール用の台本を作ってください。友達に教えるような気軽なトーンで、30秒程度で話せる分量でお願いします。
② YouTube解説動画向
初めてChatGPTを使う人向けに、基本的な使い方を紹介するYouTube動画の構成案を作ってください。専門用語は避けて、5分ほどで話せるボリュームでお願いします。
いきなり完成形を求めず、段階的にやり取りするのも大事なポイントです。まず構成案を出してもらい、気に入った部分を選んでから台本を書いてもらう、という順に進めると、修正の手間が減ります。



返ってきた内容が長すぎたり、表現が固すぎたりしたときは、
「もっと短く」「話し言葉で」と伝えて調整していきましょう。
ChatGPTを動画制作に活用するときの注意点
便利なChatGPTですが、動画制作に使うときに気をつけたい点もあります。
内容が正しいかは自分で確認する
ChatGPTは、もっともらしい文章を作るのが得意な反面、事実と違う内容を書くことがあります。台本に出てくる数字や固有名詞、日付などは、そのまま信じず自分で確認しましょう。



とくに商品紹介や解説系の動画では、誤った情報を載せると視聴者の信頼を損ないます。
著作権と商用利用に気をつける
ChatGPTで作った文章や画像を動画に使うときは、他人の権利を侵害していないかに注意します。OpenAIの利用規約では、生成物の権利は基本的に利用者側に帰属するとされていますが、実在の人物やブランド、既存の作品に似た内容は避けるのが無難です。
収益化する動画で使う場合は、組み合わせる編集ツールや素材の規約もあわせて確認しておきましょう。
AIまかせにしすぎない
台本も素材もAIにまかせきりにすると、どこか無機質で、似たような動画になりがちです。ChatGPTのアウトプットはあくまで下書きと考え、最後は自分の言葉や視点で手を入れると、オリジナリティのある動画に仕上がります。
ChatGPTの動画生成に関するよくある質問
ChatGPTで動画制作を手伝ってもらうのは無料でもできますか?
台本や構成づくりであれば、無料版のChatGPTでも活用できます。ただし動画そのものを生成する機能はどのプランにもないため、映像化には別の動画ツールが必要です。
Soraの代わりに動画を作れるAIツールはありますか?
あります。動画編集ソフトやAI動画ツールを使えば、ChatGPTで用意した台本や素材を映像に仕上げられます。この記事で紹介したWondershareやHitPawのように、AI機能を備えたツールが選択肢になります。
まだ、DomoAIといった動画生成AIもあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。


スマホのChatGPTアプリでも動画制作に使えますか?
使えます。台本づくりや構成の相談は、スマホのChatGPTアプリからでもできます。ただし動画を書き出す機能はないため、映像に仕上げる作業は、動画編集アプリなど別のツールで行うことになります。
まとめ:ChatGPTは動画制作の相棒として活かす
ChatGPTで動画そのものは作れず、かつて使えた動画生成AI「Sora」も2026年4月に終了しました。ただ、これは「ChatGPTが動画制作に役立たない」という意味ではありません。
それでも、ChatGPTは動画制作の強い味方です。企画・構成・台本づくりや、動画に使う画像素材の準備を任せれば、制作の時間を大きく減らせます。完成した映像に仕上げる部分だけを、AI機能を備えた動画編集ツールに任せる。この組み合わせが、今のいちばん現実的な進め方です。
まずはChatGPTで動画の設計図を作り、仕上げのツールを一つ用意するところから始めてみてください。
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