Grokで動画を作っていたら、急に「利用制限に達しました」と表示されて困った経験はないでしょうか。無料プランでどこまで使えるのか、有料プランならどれくらい生成できるのか、気になっている人も多いはずです。
検索してみると、「1日10本」「1日50回」のように、サイトごとに違う数字が出てきて余計に混乱した人もいるかもしれません。
Grokの動画生成は無料プランと月1,280円のPlusプランでは使えず、Premium以上の有料プランでも「1日◯本」といった具体的な回数の上限は公式サイトに書かれていません。回数ではなく1週間ごとの利用量をまとめて管理する仕組みになっているためです。
この記事では、プランごとの違いや上限に達したときの対処法を、Grokの公式サイトと開発者向けドキュメントをもとに整理しました。
Grokの動画生成は無料プランでは使えない
Grokは、アメリカのAI企業「SpaceXSI」(xAI)が提供するAIチャットサービスです。画像や動画を作る機能が「Grok Imagine」で、動画生成もこの機能に含まれます。
Grok Imagineの動画生成は、無料プランと月1,280円のPlusプランでは非対応です。料金ページの比較表では、FreeとPlusの「Video generation」の欄はどちらも「—」になっています。

無料プランとPlusプランで使えるのは画像生成までです。新しく加入する場合、動画生成を使えるのは月5,280円のPremium以上です。
Grokの動画生成、回数の上限が公式に明記されていない理由
ネットで調べると、「1日10〜20本」「1日50回」「12時間で80回」など、サイトによってバラバラの数字が出てきます。ですが、これらの回数を裏づける記載は、公式サイト・料金ページ・利用規約のどこにも見つかりません。
数字が食い違う背景には、Grokの利用制限の仕組みが変わったことが関係していると考えられます。有料プランの利用制限は、2026年6月から新しい方式に順次切り替わりました。
以前はチャット・画像や動画の生成(Imagine)・音声などの機能ごとに、それぞれ個別の「1日あたりの上限」が設定されていました。新しい方式では、これらすべての機能を横断した「1週間ごとの共有利用枠」に一本化されています。利用状況はパーセンテージで表示され、どの機能にどれだけ使ったかの内訳も確認できる仕組みです。
つまり、上限は「回数」ではなく「利用量の割合」で決まる仕組みに変わったと考えるとわかりやすいでしょう。現在のGrokには、「動画は1日◯本まで」という単純な回数の枠自体が存在しません。
高画質の動画生成は、チャットのやり取り1回よりも多くの利用枠を使います。ただし、動画1本あたりの消費量が具体的に何パーセントにあたるかは公表されていません。ネット上に残る「◯本」という数字は、旧方式の名残や、個々のユーザーの体験に基づく推測である可能性があります。
同じ有料プランでも、直前まで画像を大量に生成していたか、チャットをどれだけ使っていたかによって、動画生成に回せる残り枠は人によって変わります。
Grokの動画生成、プラン別の違い
動画生成に対応する個人向けの有料プランは、Premium・Super・Ultraの3つです。いちばん安い有料プランのPlusは画像生成までで、動画は作れません。
| プラン | 月額 | 動画生成 | 利用枠 |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 非対応 | 制限あり |
| Plus | 1,280円 | 非対応 | 基準 |
| Premium | 5,280円 | 対応 | Plusの4倍 |
| Super | 17,800円 | 対応(1080p) | Plusの15倍 |
| Ultra | 34,800円 | 対応(1080p) | Plusの50倍 |
※料金は調査時点の通常料金で、税金や手数料は含みません。
個人で新しく加入するときの選択肢は、この5つのプランです。以前からあるSuperGrokやX Premiumなどのプランに入っている人は、そのまま続けて使えます。
1080p(フルHD)動画の作成は、SuperとUltraの特典です。720pで生成した動画は、あとから編集画面で1080pへ「アップスケール」する機能も用意されています。
ネコマルアップスケールとは、すでにある動画の画質を後から引き上げる処理のことです!
Grokの動画生成が上限に達した場合どうなるのか
週ごとの利用枠を使い切った場合や、画質面での制限がかかった場合、それぞれどうなるのかを確認しておきましょう。
週の利用枠を使い切ったときの選択肢
週ごとの利用枠を使い切ると、有料の機能は利用枠が回復するまで止まります。続けて使いたいときは、次の4つの方法があります。
- 翌週の利用枠がリセットされるのを待つ
- 追加の利用枠(クレジット)を購入する
- 上位プランにアップグレードする
- 残高が少なくなったら自動で追加購入する設定(オートトップアップ)を使う
追加の利用枠は購入するとすぐに反映されますが、プランに含まれる利用枠に比べると割高です。オートトップアップは、自分でオンにしたときだけ動く機能です。
Grok以外の動画生成AIに切り替える方法もあります。DomoAIのスタンダードプラン(月42ドル=約6,300円、年払いなら月29ドル=約4,350円)以上なら、DomoAI 2.5などの対応モデルを、クレジットを消費しない「Relaxモード」で回数の上限なく生成できます。
Relaxモードは通常より生成に時間がかかり、Seedance 2.5・Seedance 2.0など一部のモデルは対象外です。
\ 対応モデルはRelaxで無制限 /
720pの動画が自動的に480pへ切り替わることがある
720pでの生成を続けていると、そのプランに割り当てられた720p分の枠に達した時点で、エラーで止まるのではなく、自動的に480pへ切り替わって生成が続く仕組みになっています。「思ったより画質が粗い動画ができた」と感じたときは、この自動切り替えが働いた可能性があります。
一方、週の利用枠そのものを使い切ると有料の機能は止まるため、前述の4つの方法のいずれかでの対応が必要です。
思ったより早く上限に達したと感じる理由
「まだそんなに動画を作っていないのに上限に達した」と感じる場合、動画生成以外の使い方が影響している可能性があります。週の利用枠はチャット・画像生成・音声機能とも共有されているため、他の用途で先に枠を消費していると、動画生成に回せる分は少なくなります。
リセットのタイミングは、設定内の利用状況(Usage)画面に表示されるスケジュールで確認が可能です。
Grokの動画生成上限に関するよくある質問
Grokで動画を作れる本数に上限はありますか?
「1日◯本」という回数の上限は、公表されていません。動画生成も、チャットや画像生成とまとめた「週ごとの共有利用枠」で管理されているためです。
無料プランでもGrokで動画生成できますか?
できません。無料プランで使えるのは画像生成までで、新しく加入する場合、動画生成を使えるのは月5,280円のPremium以上の有料プランです。月1,280円のPlusプランでも動画は作れません。
動画生成の利用枠が上限に達したら、いつリセットされますか?
利用枠は1週間ごとにリセットされます。急いで動画を作りたい場合は、リセットを待つほかに、追加の利用枠を購入する方法やプランをアップグレードする方法もあります。
Grokで生成できる動画の長さはどれくらいですか?
1回の生成で作れるのは最大15秒です。延長機能を使えば、合計最大30秒まで動画をつなげられます。
自分がどれくらい利用枠を使ったか確認する方法はありますか?
Grokの利用状況(Usage)の画面から確認できます。週の利用枠をどれだけ消費したかがパーセンテージで表示され、機能ごとの内訳も見られます。「そろそろ上限が近いかもしれない」と感じたら、動画を作る前に一度チェックしておくと安心です。
まとめ:Grokの動画生成上限は「回数」ではなく「利用枠」で考える
Grokの動画生成は無料プランと月1,280円のPlusプランでは使えず、Premium以上の有料プランでも「1日◯本」という固定の回数上限は公式に示されていません。回数ではなく、チャットや画像生成もまとめた週ごとの共有利用枠で管理される仕組みに変わっているためです。
720pの動画は、プランの720p分の枠に達すると自動的に480pへ切り替わります。週の利用枠が足りないと感じたら、リセットを待つか、追加の利用枠の購入やプランのアップグレードを検討するとよいでしょう。
正確な利用枠の消費状況は、Grokの利用状況画面(Usage)からいつでも確認できます。









